こんにちわ。ようさんです。
海外旅行に必要なものといえば。何が思い当たるでしょうか?
パスポートはもちろん必須ですが、財布、デジカメ、着替え、現地通貨、両替用の日本円…。まあ挙げればきりがないですよね。
持ち物的なものは人によって変わるかと思いますが、
パスポートと並んで、絶対に必須といえるものがあります。
それは
海外旅行保険
です。
海外旅行の申し込み時に、大半の方が「保険が必要」ということに気づきます。
実際、H.I.Sなどの旅行代理店で海外旅行ツアーを申し込む際に、海外旅行保険の案内を必ずされているかと思います。
そんな流れで、旅行代理店にオススメされた海外旅行保険にそのまま加入する方も多いのではないでしょうか。
そんな旅行代理店に案内された海外旅行保険に対して、
以下のように感じている方もいるはずです。
- 「海外旅行保険ってよくわからない。内容も細かくて読む気しない。」
- 「ただでさえ高額な海外旅行、プラスでお金がかかるのはちょっと…」
- 「手続きするのが正直、面倒…。」
- 「数日間だし、無くてもなんとかなりそう。」
僕も海外に行った際
「2泊3日の旅行だし、正直、保険に入らなくてもなんとかなるかな」
と思ってました。
もちろんこれはダメな考えです笑
ただし、お金がもったいないという気持ちもありました。
ですが、わざわざお金を払って海外旅行保険に入らなくても、海外旅行保険を無料で適用させる方法があります。
それが、クレジットカードに”付帯”する海外旅行保険です。
今回の記事では、
「海外旅行保険ってそもそも何?」
という基本的なことから、
「クレジットカードに海外旅行保険がついてくる」
ということまで、詳しく説明しちゃいます。
知っているだけでオトクな知識なので、ぜひこの記事を参考にクレジットカード付帯の海外保険について理解しちゃいましょう!
目次
そもそも海外旅行保険って何?
そもそも海外旅行保険とは何でしょうか?
海外旅行保険とは、
海外滞在中に起きた死亡・傷害・破損などに関わるお金の負担ををカバーしてくれる保険
です。
日本で怪我や病気の治療を受けた場合では、病院で保険証を提示すると通常3割の自己負担で済みますよね。それは、日本の健康保険に加入しているからですね。
しかし、その健康保険は基本的に”日本国内でのみ使用可能”です。
国が違えば、当然保険の制度も違います。そのため、海外旅行中にケガや病気をした際に、現地の病院にて治療を受けた場合の医療費は対象外となんです。
※ 一部払い戻しする制度はありますが、基本的に海外では使えません
海外の医療費は日本では考えられないほど高額なんです。
その高額な費用をもし海外旅行保険に入っていなければ、せっかくの海外旅行なのに数十万、数百万が飛んでしまうなんてこともありえます。

中には当初の僕のように「海外旅行保険を加入するの面倒臭いし、病気や怪我は数日だしなんとかなる」と思っている方もいるかもしれません。
しかし、海外では、行き慣れている国であっても何が起きるかはわかりません。
食事の文化や衛生環境の違い、時差ボケ、気候の急な変化などで体調を崩すことは十分ありえます。また、ケガや病気以外にも、例えば財布やiPhoneが盗まれたり、預けたはずの荷物が紛失しまう、などのトラブルは海外では頻繁に起きます。
このようなトラブルが起きた時でも、補償してくれるのが海外旅行保険なんです。
海外旅行保険では何が補償されるの?
では、海外旅行保険に入ると具体的に何が補償されるのか?
もちろん保険の種類によって異なるのですが、一般的な種類をご紹介します。
■治療費用
海外滞在中に病気やケガで現地で治療を受ける際に、治療費が補償される。
■傷害死亡・後遺障害
海外滞在中の事故で死亡したり、後遺障害が残ったりした場合に保険金が支払われる。
■疾病死亡
海外滞在中に病気で亡くなった場合、または滞在中に発病した病気によって帰国後30日以内に亡くなった場合などに保険金が支払われる。
■携行品損害
海外滞在中にパスポートを含む携行品(自分の所持品)が盗難された、破損した場合、その価格や修理費用が補償される。
■賠償責任
他人や他人のものに与えた損害が補償される。
■救援者費用
保険契約者、被保険者、親族が負担した遭難救助費用、交通費、宿泊費、移送費用、諸経費が補償される。
■航空機遅延費用
航空機の欠航・遅延で発生した宿泊費や食費、タクシー代などの費用が補償される。
■航空機寄託手荷物遅延等費用
飛行機に乗る前に預けた手荷物が一定時間を超えて遅れた時に、目的地到着後に購入した生活必需品の代金が補償される。
病気や怪我以外にも、物の盗難、破損も補償の対象となります。
また、飛行機の欠航・遅延によって発生した費用なども補償してくれます。ようは、飛行機が遅延して帰国が遅れたことにより、終バスがなくなってしまった場合のタクシー代などです。
海外旅行保険の申し込みは面倒?
海外旅行保険は、一般的に以下のパターンで申し込みます。
- 1) 旅行代理店でツアー申し込み時に同時申し込み
- 2) インターネットから自分で申し込み
金額は期間やプランによって値段は変わりますが、
一例として、1週間のヨーロッパ旅行で3,000〜5,000円です。
そこまで高額ではないですが、旅行代金とは別にお金を払うのもなんとなく嫌ですし、何より保険に加入するための手続きって面倒なんです。
宿泊先のホテルや行き先、飛行機の情報など、旅行の詳細を毎回記入する手間があります。
クレジットカードに海外旅行保険が付帯するって?
冒頭でご説明した通り、クレジットカードに付いてくる海外旅行保険というものがあります。
これには、別で申し込みをすることなく、保険を使うことができるんです。
つまり、クレジットカードを持っているだけで、海外旅行保険に加入していることになるのです。
もちろん、海外旅行保険のためにお金を追加で払う必要はありません。
なぜそんなメリットがクレジットカードにはあるの?
それは、海外でクレジットカードを使ってもらうためです。
クレジットカードのVISAやMASTER CARDは国際ブランドなので、海外でも当然のように利用することができます。
クレジットカードは利用金額の手数料をお店から頂戴することで利益を出すものなので、海外でも積極的に使ってほしいんです。そのために、海外旅行保険を無料で提供して海外に持っていってもらい、海外での利用を増やすというわけです。
ただ、今ではほとんどのカードが海外旅行保険がついているので、そこまで特別なメリットにはなりませんが…笑
実際に何が、どのくらい、補償されるのか
クレジットカード付帯の海外旅行保険だとどのくらい補償されるのでしょうか。
有名なクレジットカードである「三井住友VISAゴールドカード」に付帯する海外旅行保険の補償項目と保険金額を事例として挙げてみました。
種類 | 保険金額 |
傷害死亡・後遺障害 | 5,000万円 |
傷害治療費用 | 300万円 |
賠償責任 | 5,00万円 |
携行品損害 | 50万円 |
救援者費用 | 500万円 |
保険会社で毎回申し込む必要性を感じなくなるほど充実していますね。
このレベルの補償があるなら、短期の海外旅行なら十分です。
これは年会費がかかるゴールドカードの保険補償金額なので、年会費無料のカードの場合はもう少し金額が落ちますが、それでも短期旅行なら十分なケースがほとんどです。
クレジットカード付帯と通常の海外旅行保険の違い
クレジットカード付帯の海外旅行保険と通常の海外旅行保険では、大きく2つの違いがあります。
1.補償期間の長さ
クレジットカード付帯の海外旅行保険の適用期間は、
出国から90日間
となっています。
一方、通常の海外旅行保険では各自で保険期間を選択できます。
もちろん期間が長ければ長いほど、保険料は高くなります。
よほどのことがない限り90日間以上海外にいるなんてことはないと思いますので、90日で十分ですね。また、短期留学であっても、クレジットカード付帯の保険で十分だと思います。
2.疾病死亡の有無
クレジットカード付帯の保険は、海外旅行をする上で病気を患っていないことが前提です。
ようするに、旅行中に病気が原因で亡くなっても補償はされません。
その一方、通常の海外旅行保険は疾病死亡補償が付けられる(オプションにはなりますが)ので、旅行中に病気が原因で亡くなった場合でも保険金が支払われます。
まとめると、以下の2つです。
- 1.補償期間は最長90日間。
- 2.疾病死亡の補償は付いていない。
短期間の旅行であれば、クレジットカード付帯の海外旅行保険で十分です。
通常の海外旅行保険は自分で条件を選んで申請できるので、どうしても気になる、心配な方は手続きするのもありです。その分お金もかかりますが…。
クレジットカード付帯の海外旅行保険の利用条件
クレジットカードを持っているたけで海外旅行保険がつ非常にオトクなわけですが、その付帯する保険を適用するにはもちろん条件があります。
その条件には主に、
自動付帯、利用付帯
という2種類の条件あります。
「自動付帯」とは?
まずは自動付帯について。
これは、”自動”という言葉の通り、
そのクレジットカードを持ってさえいれば、自動的に海外旅行保険が有効になる
というものです。
まさに本当に持っているだけで、海外旅行保険が”自動的に”適応されるというものです。
「ゴールドカード」や「プラチナカード」といった年会費がかかるグレードの高いクレジットカードは海外旅行保険が自動付帯となっています。また、補償金額も高いです。
「利用付帯」とは?
一方、利用付帯について。
こちらも”利用”という言葉通り、クレジットカードを利用する(支払う)ことで海外旅行保険が適用されるというものです。
では、”何に”利用すれば適用されるのか。
海外旅行に関する費用の支払いとなります。
主に、家から現地に到着するまでに、その旅行に関する交通費をカードで支払った時に海外旅行保険が有効になる、というものです。
つまり、航空券代、空港までの交通機関、ツアー代金などを、利用付帯のクレジットカードで支払えばOKです。
クレジットカードによって利用付帯が適用される条件が微妙に異なり、カードによっては渡航先の国(現地)でクレジットカードを利用した場合でも適用されることもあります。
とりあえず、航空券やツアー代金をクレジットカードで払っておけばOKです。
年会費無料のカードは利用付帯の場合が多いです。
中には年間費無料のクレジットカードで海外旅行保険が自動付帯という優れたカードもあります。断然、自動付帯のクレジットカードがオススメです。
詳しくは下記記事にて解説していますので、気になった方は読んでみてください。
海外旅行保険で補償されないもの
海外旅行保険では補償の対象にならない項目があります。
例えば自動車の運転の事故は、オプションの追加などをしない限り補償の対象外です。
海外滞在中にレンタカーを利用をする場合は、予め追加でオプションに入っておくか、現地でレンタカーを借りる際に、合わせて保険を手配する必要があります。
また、危険なスポーツを行う場合でも補償外となります。
具体的には「ハンググライダー」「スカイダイビング」がこれにあたります。スカイダイビングのような危険スポーツをされる場合は、割増保険料支払えば、保険が適用されます。
ちなみにスキー、サーフィン、スキューバは保険の対象となります。
詳しくは所持しているカードに付帯している保険会社を調べて確認してみてください。
まとめ
少し長くなってしまいましたが、
・海外旅行保険とは?
・クレジットカードに海外旅行保険が付帯するとは?
について、詳しく紹介しました。
今まで海外旅行する際に、旅行代理店に言われるがままに、お金払って海外旅行保険に入っていた方は少なくないかと思います。
クレジットカードがあれば、追加料金を払わず、かつ余計な手続きせず、海外旅行保険が適応されるのは本当にオトクです。
これから海外旅行に行かれる方でクレジットカードを持っていない方は、まずはクレジットカードを作ってみましょう。
すでに持っている方は、自分のカードが海外旅行保険が付帯しているか、付帯条件は何なのか、を調べてみるといいと思います。
「どんなカードをつくればいいの?」という方は、
とりあえず下記記事で「海外旅行でオススメのクレジットカード」をまとめていますので、一度読んでみてください!
ちなみに、クレジットカードは複数枚持っておくとをオススメします!
理由については下記で詳しく解説しています。
お読みいただき、ありがとうございました!
もしわからないことがあれば、お問い合わせいただければお答えしますので、お気軽に連絡くださいませ!