オトクな海外旅行が大好き!ようさん(@yousankaigai)です。
指折り数えて待つ海外旅行。ですが、急な都合で旅行に行けなくなってしまうということがあるかもしれません。
もし急に旅行に行けなくなった場合にやるべきことはホテルやツアー、航空券のキャンセルですね。
特に、重要なのが航空券のキャンセル手続きです。

今回は航空券をキャンセルする方法やキャンセルにかかる費用についてをまとめました。
目次
航空券のキャンセルが重要な理由
航空券のキャンセルが重要な理由、
それは航空券の予約システムが複雑なためです。
ホテルや旅行代理店によるツアーは、キャンセル規定が明確でわかりやすい場合が多いです。
「出発20日前までは旅行代金の20%」や「出発前日までは旅行代金の70%」など明記されているので、ルールがとてもシンプルです。
一方、航空券も同様に規定があるのですが、
発券したときの予約クラスによってキャンセル費用が異なるんです。
予約クラスは座席クラス、通常or割引運賃に分かれる
予約クラスの表記は航空会社によって異なりますが、
座席クラス × 運賃タイプで設定されます。
座席クラスは主に以下4タイプですね。
- ファーストクラス
- ビジネスクラス
- プレミアムエコノミークラス
- エコノミークラス
座席クラスの中に、通常運賃と割引運賃という区分があります。
ANAの場合は、以下のようになっていますね。
エコノミークラスの場合、以下2タイプの料金区分があります。
- Value(バリュー) … 割引運賃
- Basic(ベーシック) … 通常運賃
上記の画像にも記載されていますが、
それぞれキャンセル規定が異なります。
- Value(バリュー) … キャンセル可、変更不可
- Basic(ベーシック) … キャンセル可、変更可
どちらもキャンセルは可能ですが、手数料がかかります。
また、Value(バリュー)で購入した場合は、日程の変更はできないため、その場合はキャンセル→再購入ということになります。
このように、航空会社によってこのルールは異なるです。

また、航空会社によってこの予約の料金種別の設定が異なるため、まず最初に確認&早めに手続きすることをオススメします。
航空券キャンセルにかかる費用とは?
航空券をキャンセルする際に発生する手数料は二種類あります。
- 払戻手数料 … キャンセル手続きにかかる費用
- 取消手数料 … 運賃に合わせて変動する費用
払い戻し手数料はその名の通り、キャンセル手続きそのものの費用です。
JALやANAの場合、1区間につき430円という金額になります。
一方、取消手数料とは本来航空券代として支払った金額にかかる費用です。
キャンセルしたことで、空港会社にとっては席が空いてしまい損失が発生してしまうため、その分の費用をキャンセル費用として払うことになるんです。
このため、取消手数料は出発日が近ければ近いほど高くなります。
一般的にこの2つの手数料を合わせた額をキャンセル料と呼びます。
先程も説明しましたが、航空券の予約タイプによって、キャンセル料がかわります。
出発日までどれだけ時間があっても、予約タイプ次第ではキャンセル料100%発生というケースもありえます。
航空会社によって異なる予約クラスをすべて理解するのは難しいので、1つだけ鉄則として以下を覚えておきましょう。
航空券の値段が安ければ安いほど、キャンセル料は高くなる。
航空券キャンセルの方法は?
続いて、実際のキャンセル方法について。
購入した場所や支払い手段によって、航空券キャンセルの方法が異なります。
1) 店舗型の旅行代理店で航空券を予約した場合
HISやJTBなどの店舗型の旅行代理店で予約した場合は、その旅行代理店に飛行機をキャンセルしたい旨の連絡をしましょう。
店舗に電話で連絡or窓口に来店すればOKです。
おそらく購入した際にキャンセルや変更の場合の手続き方法が記載された用紙等を渡されているはずなので、そちらの案内に従って手続きしましょう。
仮にその紙がないor失くした場合も、店舗に電話で連絡すれば対応してくれます。
2) 航空券予約サイトで予約した場合
続いて、ExpediaやSurpriceなどの航空券を手配するサイトで手配した場合です。
こちらもWebサイトにログインしてマイページから予約詳細を確認すると、変更やキャンセルのリンクがあるかと思います。
そちらから画面の案内に従ってキャンセル手続きをすればOKです。
ただし、(1)と(2)のケースいずれの場合、キャンセル料金は「手配した航空会社の規定に従う」と記載されているケースがほとんどです。
例えば、Expediaでは以下のように書かれています。
弊社は、予定の変更やキャンセルは止むを得ない場合があることを理解しています。エクスペディアではキャンセル料や変更手数料を請求することはありません。
そのような料金が航空会社により、航空会社のポリシーに従ってキャンセル料が適用された場合は、お客様に負担していただきます。
3) 航空会社で直接予約した場合
航空会社から航空券を購入した場合は航空会社の電話窓口に連絡するか、ホームページの予約変更ページから手続きをしましょう。
状況が許せばもちろん直接カウンターに足を運んでも構いません。カウンターでキャンセルを行うと現金で払い戻してもらう場合もあります。
キャンセル料が不要になるケースもある
楽しみにしていた旅行だったのに直前で行けなくなってしまった上に、キャンセル料も掛かるなんてまさに踏んだり蹴ったりですよね。
ですが、航空会社、旅行代理店によっては、キャンセル理由によってはキャンセル料を免除してくれるケースもあります。
衝撃の事実を知ってしまった…!
前もって取った航空券
子供が熱を出して旅行に行けなくなったら
泣く泣くキャンセル料を払うしかないと思ってた…
医師の診断書があればキャンセル料がかからず払い戻せるんだってー!!🤩🤩
ANAもJALも対応してる🙆♀️
ま、まじかよ!
子供を持つ親に届け〜‼️
— あず.🤤爆走ママフルエンサー🏃♀️ (@zubora_tsuma) March 25, 2019
上記のように、「同行予定だったお子さんの急な発熱やケガ」、もしくは大人であっても「インフルエンザなどの感染症」だと、キャンセル料が発生しないことがあります。
手続き方法としては、航空会社のサポートデスクに連絡、医師からの診断書の提出という流れになります。この手続きを踏むことで、キャンセル料を免除されるケースがあります。
ただし、予約クラスによってキャンセル可能有無は異なるので、必ずサポートデスクに連絡して確認するようにしましょう。
▼JAL 問い合わせ先
JMB会員の場合
https://www121.jal.co.jp/JmbWeb/
会員以外の場合
https://faq.jal.co.jp/app/ask/
▼ANA 問い合わせ先
https://www.ana.co.jp/ja/jp/site-help/share/contact/
LCCでも航空券のキャンセルはできるの?
LCCの航空券キャンセルは搭乗日までの日数に関わらず払戻不可ということが多いです。
LCCによっては、割増料金を払うと払戻可能という航空券を販売していることもありますが、もちろんその分航空券の値段が高くなります。

航空券のキャンセル保険を利用する手も!
旅行代理店や航空券予約サイトでは、急な航空券のキャンセルに備えた保険を提供していることもあります。
例えば以下のようなものです。
保険料1,000円を事前に支払うことで、航空券単体または航空券+ホテルのキャンセル料を最大10万円補填してくれるというものです。
もちろんすべてのキャンセルに適用されるわけではなく、補填されるにはもろもろ条件があります。
たった1000円でいざというときのキャンセル料が補償されるとなれば大きいですね。こういった保険サービス利用するのも1つの手段です。
まとめ:航空券のキャンセルは早めが正解
以上、海外旅行での航空券キャンセルについて紹介しました。
覚えておくべきことは2つ。
- 安い航空券ほど、キャンセル料が高くなる
- 出発日が近ければ近いほど、キャンセル料が高くなる
楽しみにしていた旅行に行けなくなるのは本当にショックが大きいですよね。
悲しみに打ちひしがられる前に、速やかにキャンセル手続きを行いましょう。
キャンセルが免除されるケースもあるので、本記事で紹介した内容をぜひ参考にしてみてください。