海外旅行、ワーキングホリデー、海外留学などで必須の海外旅行保険。
通常の海外旅行保険は手続きが面倒くさいですし、お金かかるので、多くの方がクレジットカード付帯の海外旅行保険を使用しています。
付帯しているのは知ってるけど、いざというときに本当に適用されるか不安ですよね。
実際に海外で病気になった状態だと特にその不安が増してきて、
「高額な治療費を請求されても、クレジットカードの保険だけで大丈夫?」
なんて疑問に思う方も多いかと思います。
今回は、実際に病気になって、クレジットカード付帯の海外旅行保険を請求した体験談を紹介します。海外旅行保険を適用する際に知っておくべきこと、保険会社へ提出すべき書類などもあります。
今回紹介する体験談を通して、海外旅行保険を適用するための流れなどを参考にしていただけたら幸いです。
ぜひ参考にしてみてくださいねー。
目次
バリ島旅行で突然、原因不明の腹痛に
インドネシアのバリ島が大好きで毎年のように行くこと、なんと10回目。
最終日に、街中でディナーを食べてホテルのマッサージを受けていました。
気持ちよくマッサージを受けていると、突然の腹痛に襲われたんです。
一緒にいた友達と同じ料理を食べていたのに、なぜか私だけ大激痛。
すぐ部屋に帰って休んだものの、下痢に嘔吐が止まらず冷や汗がドバッと。
「痛ーい!」と叫ばずにはいられないほど激痛でした。
あまりにも痛いので夜の予定はキャンセルで、治まるまでホテルで安静にすることにしました。
今までのバリ島への旅行で腹痛になったことはありましたが、ここまで酷く痛くなったことはないですね。しかもリゾート地で楽しいはずなのに。
ホテルに依頼して、現地の医師に往診治療
しばらく安静にしてもお腹の痛みが治まらず、ホテルの受付で現地のお医者さんを呼んで往診してもらうことにしました。
お医者さんを待っている間は、
「海外の治療費って確かものすごい高いって聞いたことある・・・」
「通常の海外旅行保険に入ってなかった・・・」
「クレジットカード付帯の海外旅行保険でなんとかなるかな?」
などお腹の痛みに加え、治療費の支払いの心配ばかりしてました。
ひたすら我慢して待っていると現地のお医者さんが到着し、診察開始。
注射をすると、、、これが効果テキメンで、あんな痛かったのに、注射してから2,3時間後には痛みがなくなりました。
その後は痛みが落ち着きなんとか帰国できました。現地でのお医者さんには今でも感謝してます(笑)
ちなみに今回宿泊したのはバリ島ウブドにある「クプクプバロン ヴィラズ&スパ バイ ロクシタン」です。日本人スタッフの方がいるので、対応もきめ細やか、お部屋、レストランもウブドの渓谷が見えて素晴らしいホテルですよー。
今思うとホテルの受付が日本人スタッフで助かった。。。
私も友達もテンパっている状態だったので、日本語じゃなかったらうまく伝わらなかったかもしれないですし。
初めてのクレジットカードの海外旅行保険を請求
海外旅行保険を請求した経験が今回初めて。
正直、海外旅行保険の請求の仕方がまったくわかりませんでした。しかしホテルの日本人スタッフの方は慣れており、
「念のため現地からクレジットカード会社に電話し、確認した方がよいですよ」
とアドバイスをもらいました。
そのアドバイス通り、手持ちのクレジットカードから、クレジットカード会社に連絡してみることに。
私が普段からよく使うJAL アメリカン・エキスプレス・カードへ確認の電話をすると、
「保険(治療費用)は適用できるが、治療を受けたという証拠と必要書類の提出が必要」とのこと。
請求に必要な書類については、「帰国後に改めて連絡を頂ければ、書類を送ります」と言われ、あとは医者の診断書や領収書などの書類を集めをするだけ。
あとあと知りましたが、この書類がないと治療を受けた証明ができないため、保険の請求が困難になります。
クレジットカードの海外旅行保険を請求時に必要な書類とは?
まず今回の保険金として請求する費用は、治療費・お薬の費用!
さらにホテルの滞在を半日延ばした際に掛かったホテルの滞在費も請求してみました。ホテルの滞在費に関しては請求できるのかわからなかったのですが。
今回、上記の費用を保険会社に請求するにあたって、以下の4つの書類を用意し送付。
1) クレジットカード会社から送られてくる書類
2)現地の領収書(今回はカード決済だったので、その明細でOKでした)
3)現地医師の診断書(メモ程度でしたが。。)
4) ホテル滞在延長のための理由記載ページ(現地のお医者様から)
結果的に上記の4つをクレジット会社に提出後、保険代が振り込まれました。
ようは体調壊したから病院で診察を受けて、治療してもらった、ということをちゃんと証明できればいいんですね。ただ診断書がメモ程度だったので非常に不安だったのですがよかった。
現地で「3)の診断書」と「4)のホテル滞在を延長したケースでの理由記載」を忘れないようにしてください。診断されたという証明ができなければ、保険金が支払われる可能性が極端に低くなります。
知らなかった!クレジットカードの海外旅行保険の適用条件
帰国後、私はJAL アメリカン・エキスプレス・カードとANA アメリカン・エキスプレス・カードの2社に連絡をしました。
ANA アメリカン・エキスプレス・カードに電話すると、
「往復の航空券か、空港までの交通などで、クレジットカード使ってますか?」と聞かれました。
当クレジットカードは利用付帯のクレジットカードであり、事前に航空券・交通機関で使用していなかったため、このクレジットカードでは海外旅行保険は使えなかったです。
JAL アメリカン・エキスプレス・カードは自動付帯であったため、特に問題なく保険を請求でき、無事保険金をもらいました。このJAL アメリカン・エキスプレス・カードがなかったら、治療費、ホテル代が自腹になるところだった・・・。
利用付帯と自動付帯と違いの記事はこちら
クレジットカードの海外旅行保険にある利用付帯と自動付帯の違いとは?
参考までに私が今回利用したカード「JAL アメリカン・エキスプレス・カード」の補償額と各項目はこちらです。
傷害死亡 | 最高3,000万円※ |
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傷害死亡 | 最高3,000万円※ |
傷害後遺障害 | 最高3,000万円 |
傷害治療費用 | 100万円 |
疾病治療費用 | 100万円 |
傷害治療費用 | 100万円 |
携行品損害 | 50万円 |
※自動付帯分(1,000万円)と利用付帯分(2,000万円)の合計額
赤字になっている疾病治療費用が適用され、保険金をもらえました。
後日談ですが、帰国から3か月後に再度激痛が起こり緊急手術。
結局腹痛の原因は「卵巣嚢腫」というもの。卵巣脳腫の原因も不明ですが、甘いものを食べ過ぎたり、冷えるのも悪いようです。
まとめ
今回はインドネシア・バリ島で病気になった後に、海外旅行保険を請求した体験談を紹介しました。
海外旅行保険に入らずに、基本的に日本の保険で治療費が負担されたり、補償されたりすることはありません。
ですがクレジットカードに付いている海外旅行保険に入っておけば、突然、病気になって治療を受けたとしてもちゃんと費用が補償されます!
※クレジットカードの海外旅行保険を使用する際の条件はしっかり確認しておく必要があります。
クレジットカードでも問題なく補償されるので、海外旅行にはクレジットカードを用意することをおすすめです!
海外旅行へオススメのクレジットカードの記事はこちら
海外旅行で絶対持っておきたいオススメのクレジットカード3枚