日本唯一の国際カードブランドであるJCB。
JCBは150種類以上のクレジットカードを出しています。
その中でも比較的新しいクレジットカードがJCB EITです。
「JCBは知っているけど、EITってなに?」
「JCB EITってどんなメリットがあるの?」
という方も多いかと思います。
そこで今回はJCB EITのメリットや特徴、そして申し込むだけの価値があるか紹介していきたいと思います。
目次
JCB EITとは?
JCB EITは、JCBが独自で発行しているクレジットカード。
JCBのカードなので、VISA EIT、MasterCard EITはありません(笑)
ちなみにJCBは日本国内のブランドとしてのイメージが強いですが、ハワイやグアム、アジアでは韓国などでも使えますよー。
JCB EITはリボ払い専用のカードです。
そもそもリボ払いとは利用金額に関係なく、毎月の返済金額が一定の返済方法のこと。
例えば1月に10万円のお買い物としても、返済金額を2万円に設定していたら、2月、3月、4月・・・と2万円ずつ返金していきます。
リボ払いは毎月の返済金額が変わらないため、家計への負担が少なくなり、返済計画が立てやすいというメリットがあります。
ただリボ払いを利用すると、利用金額に対して年8.04~18%の手数料が発生するというデメリットもあります。
この手数料がだいぶネックなのですが、初回に限りリボ払い手数料が無料となっています。
なので初回に全額返済すれば実質1回払いと同じ扱いとなり、手数料がかかりません。※後ほど詳しく紹介します。
それなら普通のクレジットカードでいいじゃん!
という話ですが、「JCB EIT」を持つメリットがあるんです。
JCB EITの8つの特徴を紹介
JCB EITには8つの価値/特徴があります。
そもそも、その価値が8つあるからJCB EIT(エイト)なんですねー。
1. 永年無料の年会費
JCB EITは年会費が完全無料!
初年度の年会費が無料になったりと条件付きで無料のケースが多いです。ですがJCB EITではカードを持ち続ける限り無料。
例えば試しに作ってみたけど、結局使わなかったとしても無料です。
また意外と知らない知られていないのが、家族カードやETCカードの年会費も無料なんです。
「年会費が無料」で、「ETCカードの年会費が有料」というクレジットカードは結構多い中、JTB EITでは全ての年会費が無料なのはうれしいですね。
2. Oki Dokiポイントの還元率が常に2倍
「Oki Dokiポイント」とはJCB EITでショッピング利用すると貯まるポイント。
JCB EITでは、このOki Dokiポイントが常に2倍になるんです。
例えばJCB EITで1,000円分のショッピングをすると、「Oki Dokiポイント」が2ポイント貯まります。1ポイント=5円相当の価値なので、ポイント還元率は1%です。
他のJCBのクレジットカードのポイント還元率は0.5%なので、JCB EITは常にポイント2倍なんです。
この貯めたポイントの使い道としては、以下のような特典に交換できます。
ポイント名 | JCB EITポイント | 交換後 |
---|---|---|
nanacoポイント | 200ポイント | 1,000ポイント |
楽天スーパーポイント | 500ポイント | 2,500ポイント |
楽天Edy | 500ポイント | 1,500ポイント |
JALマイル | 500ポイント | 1,500マイル |
JCBギフトカード | 1,050ポイント | 5000円分 |
シェフグルメカード | 650ポイント | 2,000円分 |
iTunes Card | 500ポイント | 1,500円分 |
注意点としては、Oki Dokiポイントの有効期限は獲得してから2年間です。
2年間経つ前に使い切りましょう。
3. JCB EITは海外旅行保険が「自動付帯」
「JCB EIT」は年会費無料にもかかわらず、海外旅行保険が自動付帯なんです。
年会費無料で「自動付帯」は、正直なところめちゃくちゃオイシイ!
というのもほとんどの年会費無料のクレジットカードは、「利用付帯」なんですよ。
なので使わなくても、海外旅行保険用クレジットカードして持つだけでも全然価値があります。
ちなみにJCB EITの海外旅行保険の補償項目と金額は、以下となっています。
補償項目 | 補償金額 |
---|---|
死亡・後遺障害 | 2,000万円 |
疾病・傷害治療 | 100万円 |
救援者費用 | 100万円 |
賠償責任 | 2,000万円 |
携行品損害 | 20万円 |
4. ショッピングガード保険
JCB EITには、ショッピングガード保険も付帯しています。
JCB EITで購入した品物が盗難・破損の被害に遭ったとき、購入日から90日以内なら年間100万円まで補償してくれる保険です。
一般的なクレジットカードのショッピング保険は、国内で購入した品物は対象となりません。ですがJCB EITは国内で購入した品物も対象となります。
ただし、1事故につき海外では1万円、国内では3000円の自己負担が必要です。
またショッピングガード保険の対象外もあるので、公式サイトで確認してください。
JCB EIT公式サイト
5. 初回手数料無料のショッピングリボ払い
JCB EITはリボ払い専用カードのため、利用金額に対して年間8.04~18%の手数料が発生します。リボ払いは手数料がかかるので避けられる傾向がありますよね。
ですがJCB EITは初回支払いのときだけは、リボ払い手数料がかかりません。
この制度をうまく利用すれば、JCB EITを実質的に一括払いカードにできます。
どういうことかというと、月額の支払い額を利用限度額を最大に設定するのです。
そうすれば、1回目で返済が終わるため、リボ払い手数料は発生しません。
しかも利用限度額の設定は会員ページから簡単にできます。
あらかじめ設定さえしておけば、メリットのみを受けられますね。
6.JCBでe安心
JCB EITには、「JCBでe安心」という制度もあります。
この制度は、要はカードを不正利用されてもお客様を守りますよ、というもの。
なのである日、まったく身に覚えのない請求があっても大丈夫。
JCB所定の書類を提出し、被害状況を調査してもらいます。その調査結果、第三者の不正利用だと判明した場合には、請求を取り消してくれます。
サイバー攻撃が増えているご時世、このような制度は大事です。
7. デザインが選べる
JCB EITでは、クレジットカードのデザインを選ぶことができます。
デザインの種類としては、「ステッチ」「チェック」「ドット」「ストライプ」「ブラック」「ロゴ」です。
6つのデザインから好きなものを選択ができますよー。
クレジットカードってデザインが結構ダサかったり、選ぶのにお金かかるんですが、選択式は嬉しい!
落ち着いたデザインからポップなデザイン、カラフルなデザインまであるので、お気に入りの1枚を見つけられるでしょう。
ただ「クイックペイ」を搭載できるのは、「ストライプ」「ブラック」「ステッチ」だけなので、注意が必要です。
8. WEB明細サービス「MyJチェック」自動登録
JCB EITの利用者は、WEB明細サービス「MyJチェック」に自動で登録されます。
支払い内容の確定をメールで知らせ、ログインして明細を見られます。WEB明細なら、見たいときにPCやスマホ、タブレットでいつでもどこからでも閲覧できます。
また紙の利用明細書が送付されませんので、個人情報漏えいの可能性を少なくできます。紙の明細と同封される会報紙は、ダウンロードも可能です。
申請条件・難易度について
JCB EITの申込条件は、「18歳以上で本人または配偶者に安定継続収入がある、または高校生を除く18歳以上の学生」です。
クレジットカードに申し込めないことも多い大学生やフリーター、専業主婦も、JCB EITならば申し込めます。
審査難易度ですが、JCB EITカードは高くありません。
イメージとしては流通系、信販系カードと同程度の難易度と考えてもらって問題ありません。
また書類審査だけでなく、在籍確認(申込書に記載の勤務先に在籍しているかを電話確認する審査)も実施されます。
カードは最短3営業日で発行され、約1週間程度で手元に届きます。
スピード感も早めなので、審査がうまくいけば欲しい時にすぐ手に入ります。
まとめ
以上、JCB EITについて紹介しました。
JCB EITはリボ払いだと聞いたとき、正直いらないなと自分も思っていました。
ですがなんといっても、年間費無料で海外旅行保険が自動付帯が最大のメリット!
年間費無料で自動付帯のクレジットカードって「本当に大丈夫なの?」と疑いたくなるほどですよね。
JCB EITは海外旅行保険用としてぜひ持っておきましょう!