「せっかく海外旅行に行くのに1か国にしか行けないのはもったいない!」
そのように感じたことはありませんか?
海外旅行には費用も掛かりますし、できるだけ1度の旅行で様々な地域に行きたいですよね。
そんな時におすすめできるものが、本記事で紹介する「ストップオーバー」というシステム。
わずかな追加料金で複数の国を楽しむことができる方法です。
本記事では、そのストップオーバーの概要から、メリット、注意点などを紹介します。
海外旅行を予定している方は是非試してみてくださいね!
目次
そもそも、ストップオーバーとは?
まず、ストップオーバーとはですね。
簡単に説明すると「目的地までの中継地点(国)で24時間以上過ごすこと」です。
中継地点で1泊以上過ごすことであるので、その間はその国の観光をすることができます。
例えば、JALで「パリを目的地としたストップオーバーをする航空券」を調べてみると、ロンドンを中継地点とした航空券が検索できます。
この場合、
東京→ロンドン→パリ
のような経路となり、ロンドンでストップオーバーすることができるということですね。
ストップオーバーとトランジットとの違いは?
飛行機の乗り継ぎ自体は「トランジット」と呼ばれます。
ストップオーバーとトランジットの違いは滞在可能時間。
トランジットの場合、入国後24時間内に次の飛行機へ搭乗しなければなりません。
24時間以上滞在できるストップオーバーとは異なり、かなり時間が限られます。
なので、中継の国を観光したいのであれば、ストップオーバーの方が適しているでしょう。
どんなメリットがある?ストップオーバーの魅力はこれ!
では次に、「ストップオーバーすることのメリット」について見ていきます!
中には早く目的地に到着して観光したいという方もいるかと思いますが、あえてストップオーバーをした方が満足いく海外旅行になることもあります。
旅行した後に「時間に余裕があったからもう少し色んなところを観光した方が良かった..」と後悔しないためにも、ストップオーバーの魅力について知っておきましょう!
1) 1度の旅行で2か国の観光を楽しめる!
まず1つ目のメリットは冒頭でも説明した「1度の海外旅行で2都市以上の地域を観光することができる」という点。
後述しますが、ストップオーバーの料金は「無料~数万円程度」となっています。
海外旅行を2回に分けるよりも、はるかに低コストで複数の地域を観光できるというのは大きな魅力です。
滞在日数やストップオーバーをする都市などの制限も航空会社によって異なります。
なので、運が良ければ格安で2つ以上の都市を楽しむことができますよ。
2) 余裕をもって飛行機を乗り換えることができる!
トランジットでも言えることですが、飛行機への乗り換えに余裕があるという点も魅力の1つとなります。
海外旅行の際一番気を付けなければならないのは、「飛行機に搭乗できない」という状況。
余裕のないスケジュールとなってしまった場合、1つのトラブルで搭乗に遅れてしまうこともあります。
トランジットやストップオーバーをしている場合、トラブルが起きた場合でも対処する時間を取ることができるため、余裕を持って乗り換えができるということですね。
3) チケットが安くなる場合もある!
24時間以上の飛行機の場合には、乗継先の航空券がすぐに乗継するよりも安くなる場合があります。
というのも、航空券の選択肢が増えることや定員に余裕のある便に乗りやすいというのが理由の1つとして挙げられます。
しかし、ストップオーバーの料金が高ければ高いほど安くなった分も意味がなくなります。
なので、ストップオーバーに掛かる費用を予め把握しておき得か損かを見分けるようにしましょう。
具体的なストップオーバーを利用する方法
さて、ストップオーバーについての魅力はわかったかと思いますが、では実際にどのように予約をすればいいのでしょうか。
実はストップオーバーの予約は割とシンプル。しかも、JALやANAなど日系航空会社であればウェブ申込みの時点で「2都滞在」「複数都市滞在」を選択すれば検索することができますよ。
実際にJALのホームページでは、
1. トップぺージで国際線を選択
2. 航空券+宿泊を選択
3. 2都市滞在を選択
のようなステップを踏むことで検索できます。
検索結果に出てきた商品がストップオーバー可能な航空券となるため、その中から選ぶといいでしょう。
ストップオーバーをする際の注意点
では最後に、ストップオーバーをする際に気を付ける点についてご紹介!
確かに便利なシステムですが、注意しておかなければならない点があります。
ストップオーバーを利用しようと検討中の方は、ここで紹介する点についてしっかり事前に把握しておきましょう。
航空会社によりけりな事が多い
基本的にストップオーバーは、航空会社によって内容がかなり異なってきます。
例えば、
・ストップオーバーの追加料金
・ストップオーバーの際に荷物受取が可能かどうか
・そもそもストップオーバーができるかどうか
のような点が異なります。なので上記3点に関しては、予約の段階で詳しく聞いておくようにしましょう。
一例として、JALでのストップオーバーに関して、公式サイトで以下のように説明されています。
「わずかな追加料金で目的地を含め最大3都市(ヨーロッパ、アメリカ行き)まで滞在でき、個人旅行の行動範囲が大きく広がります。※運賃・旅程によっては、規則によりストップオーバー不可の場合があります。」
目的地を観光する時間もしっかりと考慮しよう
ストップオーバーは複数の国を観光したい時に役立つサービス。
ということは、時間に余裕がある方におすすめの旅行方法です。
しかし、これはあくまで時間に余裕のある方に限った話。
ストップオーバーに拘るあまり、スケジュールが過酷になってしまったり、目的地での観光に満足できなかったりする可能性があります。
ストップオーバーを検討する時には、
・目的地での観光に十分な時間をさけることができるか
・スケジュールが緻密で体への負担が大きくないか
の2点について予め考えておくようにしましょう。
まとめ
以上、「ストップオーバー」の概要やメリット、注意点について紹介しました。
ストップオーバーとは何かわからないといった方でも、イメージできたのではないでしょうか。
ストップオーバーは、低コストで複数の国を観光できる方法の1つです。
海外へ行きたい気持ちはあるけど頻繁には行けない、といった方におすすめの旅行方法となるため、そういった方は是非試してみてくださいね!